機体紹介 そのいち 【Rwf-9A アロー・ヘッド】
型番 | Rwf-9A |
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名称 | アロー・ヘッド |
種別 | 戦闘機 |
機数(内部HP) | 5(100) | 索敵距離 | 2 |
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燃料 | 40 | スピード | 3 |
チャージ | 3ターン | 回避性能 | 35% |
特性・搭載
- チャージ武器装備(スタンダード・波動砲)
- フォース着脱可能(スタンダード・フォース)
透流「す、透流と」
クレス「クレスの!」
二人「「Operation TEA BREAK!」」
透流「(こほん)…ごきげんよう。このコーナーでは本編で登場する機体や用語についての説明などを行っていく予定ですわ。」
クレス「この作品にご登場いただいた皆さまの、本作での設定や立ち位置についての説明も語っていくつもりですの。」
透流「第一回は、地球連合軍の主力量産機 Rwf-9A アロー・ヘッドについて紹介致します。」
クレス「“R戦闘機の祖”とか、“始まりの戦闘機”とか呼ばれてますの。」
透流「遡れば、最初の試作機RX-T1まで行き着くのですけどね。初めて実戦投入されたR戦闘機がR-9A。それ以前の試作機は“前身機”という扱いになっています。」
バイドに対する反撃の烽火として、『放たれた矢』。
第一次バイドミッションに於いて、一個大隊のR-9Aが投入され、一機のR-9Aがバイドの撃破に成功し、平和を取り戻しました──束の間の平和でしたが。
アローヘッドの名は第一次バイドミッションが『帰還を前提としない作戦』であった事に因む、とか。
記念すべきR-TYPE第一作での主人公機は、このR-9Aのプロトタイプでした。
搭載されているスタンダード波動砲の、エネルギー収束システムが不完全なまま出撃に至ったため、エネルギーチャージの最大容量がカタログスペックの50%という状態で戦線に投入されてしまったそうです。
なお、後期量産型ではこの問題は解消されています。
クレス「お姉さま。R-TYPE TACTICSだとRwf-9Aになってますの。R-9Aとはどう違うんですの?」
透流「小文字のwは波動砲(wave canon)搭載、fはフォース着脱可能の機体についてますわね。生憎、グランゼーラ革命軍ではバイド兵器であるフォースは基本的に使用できませんけど。」
R-TYPE FINALでは、あらゆる自機にフォースと波動砲が用意されていましたが、本作では個性の強調のためか、R戦闘機でありながら波動砲が無かったり、フォースと合体できない機体も少なくありません。
もっとも、TACTICS世界は正史と時系列の異なる平行世界の一つと公式で明言されていますので、劣化や仕様変更ではなく、この世界では最初からそういうものだったとお考えくださいませ。
クレス「そもそもフォースって、何ですの?」
透流「実に基本的な質問ですけど、解説の前フリとしてはいい質問ですわ。」
R戦闘機にしか使えない『矛』であり『盾』である、超束積高エネルギー生体兵器。
注入したエネルギーを別の形態に変化させる性質があり、レーザー触媒として使用する事が出来ます。
フォースと合体したR戦闘機はレーザーによる攻撃が可能となり、あらゆる攻撃はフォースを侵すことができない…いわゆる“無敵”のオプションであり、自機へ迫る敵弾は悉くフォースに阻まれ、フォースに接触しただけで大抵の敵は焼滅します。過信は禁物ですが。
人類の手にした唯一の「次元兵装」であり、本装備が無ければ人類はバイドに対抗することは不可能だったというのは覆しようの無い事実でしょう。ただしその実体は、異層次元探査艇フォアランナが持ち帰った“バイドの切れ端”から抽出・精製した、純粋なエネルギー体*1に、四本のコントロールロッドを打ち込んで制御可能にしたものです。安定を失った場合、周辺空間を広範囲にわたって消失させる大惨事を引き起こす可能性があり、実際、開発段階において僅か直径6mの“切れ端”が暴走し、木星の研究施設ごと半径30km範囲で消失した事例が残されています。
クレス「もしかして、フォースってすっごくあぶないんですのー…?(´・ω・`)」
透流「もしかしなくっても危ないですわ。逆に言うと、あらゆるものを取り込み増殖する理屈の通じない規格外のばけものを相手にするためには、手段を選んでいられる余裕は無い──という事。……使わずにいられるなら、当然、使わないに越したことは無いのでしょうけど。」
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透流「R-9Aの紹介というより、なんだかR戦闘機一般の説明をしてしまったような気もしますわね…。ちなみに、TACTICS版のフォースはHP制なので、残念ながら無敵じゃありませんわ。ダメージが蓄積したらちゃんと破壊されます。」
クレス「爆発はしませんの…?(びくびく)」
透流「しません。──爆発するなら、それも作戦に組み込めそうなものなんですけど。では最後に、過去に公開されたR-9Aのカタログスペックを紹介して、お別れしましょう。」
クレス「はい。次の本編までごきげんようですの!」
形式番号 | R-9A |
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分類 | 異層次元戦闘機 |
全高 | 10.8m |
全長 | 16.2m |
全幅 | 5.1m |
重量 | 31.0t |
最高速度 | 208km/s |
推進機関 | ザイオング慣性制御システム |
武装 | 超高速電磁レールキャノンX2 波動砲X1 |
特殊装備 | フォース×1 ビット×2 |
乗員人数 | 1~2名 |
*1:バイドそのもの