折角だから、ちょっと語ってみようかと思う次第。
幸い、透流は蕾も君も経験した蕾持ちですし。(おそるおそる。)
えーと…先ず、透流はフリークス苦手でした。「おばけこわい」な、お嬢だったのです。抉るけど。
当時万魔の無かった三校時代、後の万魔である廃校とかに踏み入るときはおっかなびっくりだし、
夜刀神とかバケモノちっくなのの巣窟だと認識してる、という設定でした。
でも、蓋を開けてみればライラの方が余程人外多かったわけですが。げふげふ。
で、まぁ、それはそれとして──愛校精神と帰属意識が結構強めな透流は、初の抗争に当たって塹壕掘ったり(ドリルで)
はたまた城壁校塀近くで張ったりと、頑張っておりました。
当時は、議員になるには“議員として選出された優秀な生徒”でなくてはならず、その上透流は一年生。一年生で大抜擢された、って設定をやるだけの踏ん切りはとても持てるものでなく、PL的にはちょっと腰が引けてました。(笑)
一般の生徒として所属し、諸々の結果出した上で、
「──議員のお姉様方は、こんなものではなくってよ?(ふふん)」
みたいな感じで、価値を高めていく方向で行こうと思ったのです。
で、上級生は尊敬、議員相手には緊張と畏敬、同級生にはお嬢ロール。そして、他校生には若干の心の壁。ライラを侮辱する相手には敵愾心。そんな形でキャラクターの方針が決まっていったのです。
幸い議員PC様方とご一緒する機会にも恵まれて、緊張してがちがちしておりますれば、葵の君。
赤空魅空様にいぢって戴いて。(・x・)
「議員に慣れるように逆療法試してみない? お試しで蕾になってみてはどう?」
なんて、軽い流れで。
葵の花を、戴くことになったのでした。
然る後に、十日と開かずに休学、全権委任という事になってしまうわけですが──。
その後のことは、ご存知の通りなのであります。
しかし、あの頃の議員の君様方は実にエレガントでした──多少の記憶の美化もあるかもしれませんが。
高遠紫苑の君、赤空葵の君、田中白薔薇の君、三代桔梗の君、姜金光菊の君、そしてティエルリア議長。
同輩議員同士交わす言葉の気安い雰囲気といい、周囲からの敬意に対する自然な態度といい。
あれに混じって議員でござい、を演れる自信はありませんでしたとも。ええ。
いよっし、前置き長いけど本題だ!